さくま歯科医院は2025年7月に新潟県加茂市幸町にて開院予定です。

虫歯

虫歯

虫歯とは歯に細菌が感染し穴が空いてしまう病気です。自覚症状がないまま進むことも多く、進行すると強い痛みが出たり抜歯になることもあります。その為、虫歯にならないこと、定期検診を行い早期に治療することが生涯ご自身の歯で過ごしていく為に必要です。

虫歯の原因

むし歯の原因には「細菌(ミュータンス菌)」「糖質」「歯の質」の3つの要素があります。この3つの要素が重なった時、時間の経過とともにむし歯が発生します。
その為これらの3つが発生しないように生活することが虫歯の予防に繋がります。

  1. 細菌は歯についた磨き残しに集まり、プラークとなって歯に付着します。ご自身の歯ブラシで除去できるものとできないものがあります。その為、ご自宅での正しい歯ブラシと歯科医院での定期的な清掃が細菌の除去に効果的です。
  2. 糖質は食事や飲み物に含まれるものです。砂糖や酸性の飲み物(炭酸など)、頻回の間食は虫歯のリスクを上げるため注意が必要です。
  3. 歯の質は個人差があります。歯はフッ素やカルシウムを取り込むことでより強くなり、虫歯になりにくくなります。その為、フッ素の含まれた歯磨き粉を使ったり、濃度の高いフッ化物を歯科医院で塗布することにより虫歯になりにくい歯を作ることができます。

虫歯の進行と治療法

虫歯は進行度合いによって治療法ほうが異なります。

まだ歯に穴は空いておらず変色している状態です。自覚症状はなく見た目でもわかりづらいため歯科医院でないと発見できません。正しい歯磨きを行い、再石灰化により虫歯の進行を抑制することができるため歯は削りません。治療法は削ることはなくTBI(歯磨き指導)、PMTC(専門的なクリーニング)フッ化物歯面塗布になります。

歯の表層のエナメル質が溶け始めている状態です。COと同じく症状がないため歯科医院でないと発見できません。治療法もTBI、PMTC、フッ化物歯面塗布により進行抑制が主になります。虫歯が進行する可能性が高い場合は、少し削り詰め物をすることもあります。

歯の二層目(象牙質)まで進行した虫歯です。神経に近づくにつれ痛みやしみたりなどの症状が出ます。象牙質はエナメル質よりも柔らかく進行が早いため早急な治療が必要になります。治療補法は歯を削り、コンポジットレジン修復、インレー修復、クラウン修復になります。

虫歯が進行し歯の神経まで感染した状態です。神経に炎症が起きると強い痛みを伴います。早急な治療が必要になります。
治療は根管治療(歯の神経及び根管に感染した細菌の除去)をおこなった後、詰め物や被せ物をします。根管治療、コンポジットレジン修復、インレー修復、クラウン修復

虫歯が進行し歯の頭(歯冠)はなくなり歯の根っこのみになった状態です。神経は死んでいるため歯は痛みませんが根の先に溜まった海が原因で強い痛みが出ることがあります。根管治療が可能な場合と抜歯になる場合があります。放置すると全身の健康に影響することがあるため早急な治療が必要になります。

 

虫歯の治療方法

虫歯予防は歯磨きから!

一人一人に合った「正しい磨き方」を歯磨きのプロがご指導いたします。
歯磨きは虫歯予防に最も効果的な方法です。これは「適切な道具」と「正しい使い方」でより効果を発揮します。
ご自身で磨けていない場所を把握することは難しいですが、当院では磨き残しを染め出し視覚的に確認することで、より効果的なブラッシング法をご指導します。
適切な歯ブラシができれば健康な歯が虫歯になるリスクを減らし、また治療後に二次カリエスになるリスクを減らすことができます。逆に言えば、歯ブラシができなければ治療をしても、また虫歯になる可能性が高くなります。
適切な歯磨きの仕方を身につけご自身の大切な歯を一緒に守りましょう。

 

歯磨きのプロが専用の器具を使って、丁寧に綺麗に磨きます。
PMTCとはプロが専門の器具を用いて行う歯の清掃です。予防歯科先進国のスウェーデンで考案されました。
歯に付着した汚れや細菌は、次第にバイオフィルムという細菌の塊を作り、これは普通の歯ブラシで除去することが難しい為、歯科医院でのクリーニングが必要になります。
バイオフィルムを除去することで歯面がツルツルになり汚れがつきにくくなリます。PMTCとフッ化物歯面塗布法を併用しておこなうことで唾液の機能を効果的に働かせて自然治癒力を高め、虫歯の自然治癒を目指します。

 

歯科医院でのフッ化物塗布でより効果的に虫歯予防
フッ素には歯の再石灰化を促進させ、虫歯菌の活動を低下させる効果があり虫歯予防に非常に効果的です。初期の虫歯であれば歯を削らなくても唾液の力とフッ素の効果で虫歯を治癒させることが可能です。
当院では歯の汚れを綺麗にしてからフッ素を塗布しすることでフッ素の効果をより強くします。フッ素とブラッシングで治癒すれば歯を削る必要がなくなります。

 

C2、C3の虫歯を取り除いた後の詰め物
虫歯を除去した後に、光で硬化する軟性レジン複合材(プラスチック材)を用いて歯の形態を回復させる治療法です。1日で詰め物mで終えることができます。

 

C2、C3の虫歯を取り除いた後の型取りをして作る詰め物
虫歯を除去した後にお口の中の型取りをし、模型上で詰め物を作製します。その日は仮のふたをし、次回来院時に詰め物を装着します。

保険では銀歯かプラスチック、自費ではセラミックかゴールドになります。
患者様と相談し選択していただきます。

 

C2、C3、C$の虫歯を除去後に型取りをして作る被せ物です
虫歯が大きく歯の残っている量が少ない場合に、より長持ちさせるために歯を全て覆う被せ物で、型取りをして作製します。根の治療をした後は歯の中に土台を入れた後で被せ物をします。
保険ではプラスチックか銀歯、自費ではセラミックかゴールドになります。
患者様と相談し選択していただきます。